医療データ取扱専門家育成コース

本コースの目的と構成

本コースでは、次世代医療基盤や保健医療データプラットフォームに蓄積されるデータを活用し、医療データサイエンスの国際的牽引役を担えるよう本邦の医療データサイエンスを発展させるために、医療データが生まれてから活用されるまでの情報流の始点から終点までを確実に支え、正しく統制できる人材の育成を行います。すなわち、

  • 医療データ利活用基盤を構築・運営できる「基盤人材」
  • 医療データ活用の全体を律し、社会的コンセンサスの醸成する「統制人材」
  • データを適切に利活用できる「活用人材」

を育成し、本邦医療データサイエンスの発展を支えることを目指します。
本コースは京都大学大学院医学研究科と同大大学院情報学研究科に追加履修コースとして設置されます。本人材教育に関連する各研究科既存講義に加え、法制を含む本教育事業の核となる幾つかの講義と実習を新たに設けています。基礎科目、必須科目、選択科目を通して、医療データを取り扱う専門家に必要な基礎的知識・技術を2年間で体系的に学習できるよう、医学、情報学、法制学などの面からカリキュラムを構成しています。

基礎科目の概要
医療データを取り扱う上での基礎となる医学・情報系知識の獲得が目的です。

必修科目の概要
本コースの主軸を担う科目であり、医療データの取り扱いに必須となる知識・技術の体得が目的です。

選択科目の概要
医療データ取扱専門家となる基盤人材・統制人材・活用人材の育成に向けて各種専門性を高めるための上級科目です。

単位修得方法

本コースでは、基礎科目(3科目)、必須科目(4科目)、選択科目(7科目)を設置します。基礎科目では、医療データを取り扱う上での基礎となる知識を獲得することを目的としており、当該3科目(6単位)を必修とします。ただし、既に各科目に関して修学済であると認められた場合は改めての履修は不要とします。本コースの核となる必須科目は4科目(8単位)全ての履修を必修とします。選択科目は7科目中1科目(2単位)の取得を条件とします。
修学済の認定および履修負担、受講形態などについてはページ下部にあるお問い合わせよりご連絡ください。

本コース科目一覧

受講について

本コース受講希望の場合は申し込みが必要になります。詳細は下記お問い合わせよりご連絡ください。
本コース修了者には医学研究科長および情報学研究科長連名の履修証明書を発行する予定です。

申し込みサイト

お問い合わせ